しろ
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2019年3月開催の第8回テキレボ新刊&2019年5月の文学フリマ初見参作品です! 初雪舞う峠で、茶屋を営む五郎爺さんとむつみが綴る、和風のあたたかい物語「雪色あられ」 陋屋に独り留まり、木蓮の樹下を見つめる官途を降りた男の一途でありながら、世人には分かり得ぬ想い「木蓮に寄す」/第8回テキレボ「花マップ」参加作品 十三夜の月に照らされた古城の名残留めた院で、少女の語る、おとなになること、思いがけぬ想いを知ることへのとまどい。「月明かりの院」 月、雪、花を絡めた和風・洋風・中華風の短編3話収録。 いずれもあまく、淡く、ほんのりとした仕上がりになっています。 イメージとしては、水彩画や色鉛筆で描いた絵のようなテイストです。 2019/10/12追記 pixivにて冒頭部分をサンプルとして公開しています。 「雪色あられ」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11795668 「木蓮に寄す」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11795684 「月明かりの院」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11795700
あらすじ
「雪色あられ」 藩境の峠道で茶屋を営む五郎爺さん。雪が舞う頃に、彼が毎年出会うのは、山から町へと奉公に向かうため降りていく娘。期待と不安でいっぱいの娘たちへと、五郎爺さんが贈るささやかなおまじないとは── 「木蓮に寄す」 約束された栄達も官途も捨て、陋屋に暮らす李嗣薫。そんな彼のもとに、志怪譚聞きたさに訪れていた趙成羽が濁酒を仲立ちに聞き出した、連綿たる恋語りとは。 「月明かりの院」 祭りの夜、同年代の仲間たちと残るように言い渡されたハンナ。恋を歌に託した告白のひとときを、ハンナは他人ごとのように見ていたが、幼なじみのアレクセイから思いがけぬ歌を捧げられ──