海力乱心
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2018年7月開催の、第7回テキレボ新刊です。 海を背景に紡がれる、中華・和・西洋風味の3つの物語。 ひとは海に何を思い、何を映し出すのか── ドタバタコミカル、凄艶なアダルト風味、ほんの少しの成長物語と、雰囲気は物語ごとにそれぞれ異なります。 全体的なイメージは、油彩画に近い仕上がりになっています。 2019年10月12日追記 『海力乱心』所収の3話につきまして、冒頭部分だいたい2,000字ずつ、pixivにてサンプル公開しました。 「海量金魚」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11795532 「波頭の月」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11795549 「泪の海」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11795577 文庫サイズ・本編76頁。 【追記】即売会会場同様、オマケとして水色表紙・8頁のミニミニ本をつけていますが、できましたら本編を読み終わった後に開いていただけますとありがたいです。
海力乱心 収録作品とあらすじ
『海量金魚』 夕刻の港街、賀清透と林大嘉は久方ぶりの再会に胸を躍らせていた。ふたりの間には、 雨上がりの空を思わせる盃ふたつ。 注がれる酒に想い馳せ、酒なす波を乗り越え遊ぶことを夢見つつ、酔いに身を浸す清透と大嘉。 その足下にある海で起こりつつある椿事を、ふたりは知るよしもなく…… 中華風ドタバタ志怪譚、開幕! 『波頭の月』 今にもくずれそうな港街に足を踏み入れた「私」は、海に迫り出した曖昧宿の客となり だらだらと居続けている。とある夜、窓を開け放ち、海風をいれながらの寝物語で、たったひとり宿にいる女から聞いた話とは……? 『泪の海』 兄の勧めで故郷から遠く離れた、全寮制の中等教育機関に進学したマルコ・フィルン。 しかし、そこにどうしても馴染めない、と思った彼はある夜、寄宿舎を飛び出していた。 行き先も確かめずに飛び乗った夜汽車が辿り着いた先は、空と海に挟まれた、誰もいない駅。 途方に暮れるマルコのもとに、眼前に広がり続ける海から一隻のゴンドラが近づいてきて──